アルケマ、スペシャリティ材料業界の企業としての未来を目指す

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アルケマは、4月2日に開催した戦略アップデート会議において、スペシャリティ材料業界のリーダー企業を目指すという野心的な目標を発表しました。この戦略は、互いに関連し、成長が見込まれる3つの事業部門 (接着剤ソリューション、先端材料、コーティングソリューション) を核として、その事業体制を見直したものです。当グループは同会議において、2024年に向けたロードマップと目標を発表しました。またアルケマでは、新型コロナウイルス (Covid-19) の感染が拡大するなか、この健康を脅かす未曾有の危機に対する管理と影響に関する最新情報も示しました。

Covid-19に関連する危機を管理するためには、あらゆる人材を動員し、従業員の健康と安全を第一に行動するとともに、顧客をはじめとする利害関係者を可能な限りサポートする必要があります。その状況を踏まえ、アルケマでは戦略会議を開催し、当社のビジョンを伝え、強力かつ野心的な中期目標について発表しました。

 

2006年以降、当グループは徹底的な変革を実施してきました。その結果、的を絞った投資、持続可能な開発という主要トレンドに重点を置いたイノベーション方針、ならびに積極的なポートフォリオ管理を通じ、スペシャリティ材料業界におけるリーダー企業としての地位を着実に確立してきました。現在、これらの事業は、当社売上高の80%近くを占めています。

現在、アルケマは変革の新たなフェーズに突入しています。その基盤となるのが、スペシャリティ材料に重点を置き、互いに関連し、補い合う3つの事業部門、すなわち接着剤ソリューションと先端材料、コーティングソリューションです。アルケマは、持続可能なスペシャリティ材料への需要が高まりつつある世界において、この3つの成長プラットフォームを中心とする独自のポジショニングを活かし事業を行います。これらの部門は、社内で醸成したイノベーションに関する重要な専門的知識、販売と生産に関する強力なシナジー、ならびに持続可能な成長市場の顧客にサービスを提供する共通のアプローチを併せ持っています。

アルケマのビジョン

 

 

 

 

アルケマのビジョン

スペシャリティ材料業界のリーダー企業として、現在と将来における顧客の課題に対処する最も革新的かつ持続可能なソリューションを提供すること。

そこでアルケマグループは、以下のビジョンに基づき、その組織と所属系統の再編を図ることを決定しました。その構成は次の通りです。

  • アルケマの材料部門を再編し、「接着剤ソリューション」、「先端材料」および「コーティングソリューション」の3つの部門を創設し、その所属系統を独立させます。
  • さらに業績が不安定なMMA/PMMA、フッ素ガスおよびアジア地域のアクリル事業で構成される「中間体」部門を設け、同部門に対する差別化戦略を実施します。MMA/PMMA事業については戦略的オプションを見直すとともに、排出系フッ素ガスへの依存を最小限に抑えることを可能とする代替案を模索します。アジア地域のアクリル事業について、は上流と下流のバランスを再調整します。

アルケマは2024年までに、底堅い集中型のポートフォリオを備え、収益性が高く、キャッシュ創出に優れた、スペシャリティ材料部門に特化した企業となることを目指しています。そのため当社では、スペシャリティ材料事業に関する売上高を100~110億ユーロとし、EBITDA利益率を現在の15.8%から約17%に引き上げることを目標としています。これらを達成するため、当グループでは数多くのイノベーションプロジェクトと主要プロジェクトへの投資を行います。この主要プロジェクトにはアジアにおけるスペシャリティポリアミド事業の拡大が含まれており、それにより材料の軽量化、3Dプリント、新エネルギー、建屋内のエネルギー効率などの課題の克服を支援します。またアルケマは、接着剤市場の統合に向けても引き続き積極的な役割を果たしていきます。大きく変動する世界においては、イノベーションと企業の社会的責任、卓越した販売戦略が、これまで以上に当社戦略の重要な核となります。

 

さらにアルケマは財務規律についても引き続き厳格に維持し、2024年までに純負債 (ハイブリッド債を含む) のEBITDAに対する倍率を2未満に抑えるとともに、使用資本収益率 (ROCE) を10%超に引き上げます。今後5年間の当グループのキャッシュ創出は、過去5年間 (2015~2019年) と比較してさらに伸びると予想されます。純負債 (ハイブリッド債を含む) のEBITDAに対する倍率を2019年末の水準に維持すれば、当社は主要な内部成長プロジェクトとポートフォリオ管理に資金を投じるとともに、株主利益率を引き上げ、2024年までに配当性向を約40%に引き上げるという目標を達成することが可能であると考えています。また有利な市場条件の下では、臨機応変な自社株買いも可能になるとみられます。

本プレスリリースで概説した2024年の目標は、現時点において当社が最も正確であると考える試算値です。この目標達成の成否は、Covid-19による危機の期間と長期的な経済的影響によって左右されます。「戦略アップデート」に関するプレゼンテーションでは、上記全ての要素について詳しく説明しました。また「ファクトシート‐新たに発表された決算報告書の主要数値」文書は、当社ウェブサイト (www.finance.arkema.com) から入手することができます。

 

当グループでは当面、現在のCovid-19を巡る未曾有の事態を踏まえた危機管理対策を講じ、従業員の健康を確実に保護することを最優先するとともに、サプライチェーンを調整し、想定される供給途絶に対する管理の最適化に向けて生産施設を対応させ、重要市場における顧客への継続的な供給を確保します。当グループでは引き続きキャッシュ創出をモニタリングし、2020年の当初予測水準から投資額と固定費を引き下げる策を積極的に講じています。第1四半期の当グループのEBITDAに対するCovid-19の影響は、4,000万~5,000万ユーロと推定されます。当グループは極めて堅牢な財務構造と流動性水準を有しています。したがって当グループは、今回の世界経済における困難な時期を乗り越え、強固な地位を築くことができると確信しています。

 

 

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