|
塩化ビニル:「スイス・アーミーナイフ」に採用されたポリマーを、包装材料に活かす
|
塩化ビニル樹脂(PVC)は、容積換算でポリエチレン、ポリプロピレンに次ぐ生産が行われています。包装材料の分野では、アルケマのPVCが10~15%使用されています。『縁の下の力持ち』として産業を支えるPVC。その物量は西ヨーロッパだけで年間600万トンにも上ります。PVCが成せる多様性を活かし、主に包装分野で活躍しています。
例えば、ほんの数ミクロンの厚さで食品を保護する伸縮性フィルム、チョコレートやキャンディなどの包装材、展示物などの包装材、また窓枠にガラスを完全に密着させる際の材料として、PVCは幅広く活躍しています。また、多層チューブなどにも広く利用されています。
包装材料として、PVCは長い間信頼ある材料として使用され続けています。機械的な強さ、熱安定性、ガスバリア性、耐腐食性など、これらの性質が多くの応用展開に 役立っています。他の材料と比較し、安価であることも大きな特徴です。
平凡でも役立つ材料に
生活の中で最も目にされるPVC材料と言えば、伸縮性のラップフィルムではないでしょうか? また、PVCを少量添加することによっても、包装材料の特性を抜群に向上させることが可能となります。また、PVCを使用した容器は、血液の保存用バッグや、薬品の保管用ボトルなどにも使用されています。